乳幼児の自己肯定感をはぐくむ簡単な方法

子どもを取り巻く環境をより良く

あそびを通して乳幼児親子と関わる先生の幸福度を上げる

子どもねっこ育協会代表の佐治香里です。

 

子どもの自己肯定感を育む方法とは

 

前回の記事で子どもの自己肯定感を育むには

無条件の愛情を伝えることが欠かせないとお伝えしました。

また、無条件の愛情を「言葉で伝える」ことも有効だと

お伝えしました。

今日は言葉と共にぜひしてほしいことを書きますね。

 

乳幼児期から子どもの自己肯定感を育むためにぜひしてほしいこと

それは「抱っこ」です。

 

抱っこという魔法

子どもにとって

抱っことは

「受け入れられている」

「認められている」

という安心感を感じられるもの。

 

抱っこしても泣き止まないというのは

生理的に不快なことがある状態か

抱っこでも不安が消えない時でしょう。

 

思い出してみてください。

 

泣いている子

パパが抱っこしてもダメ

ママが抱っこするとピタリと泣き止む

 

なんてことありませんか?

 

 

保育園に通っている子なら

愛着関係のできている先生の抱っこならピタリと泣き止んだり。

 

よくあることですね。

 

 

乳幼児期の子どもにとって「無条件で大好き」な人の「抱っこ」ほど

心が安らぎ、自信になることはありません。

 

私は保育園勤務の頃から

保護者の方がお迎えに来て「抱っこ」されて帰る時の

子どものなんとも幸せそうな笑顔を見るのが大好きです ^ ^

 

 

イヤイヤ期にも抱っこが有効

よくスーパーなどで「たぶんイヤイヤ期だろうな」と思われるくらいのお子さんが泣いているのを見かけます。

 

何か買ってほしいのか

泣いて訴えている子ども。

 

(子どもが欲しがるものを買うか買わないか、どこまで受け入れるかは

それぞれのおうちのルールなので私はどういうルールでも良いと思います。)

 

ただ、子どもが「抱っこー!」と泣いている場合は

「抱っこー!」というリクエストには応えてあげてほしいな、と感じています。

 

大好きなママ(パパ)が抱っこすれば大抵子どもは激しくは泣かないものです。

 

スーパーでずっとギャン泣きしているお子さんは

大抵「抱っこ!」と手を伸ばしても拒否されている(佐治の勝手な観察による予測。笑)。

 

ママの周りを歩きながら泣いていたり、

立ち尽くして泣いていたり、

「抱っこはしないよ!」と言われたりしています。

 

なんなら私かわりに抱っこしましょうか?

 

と思うけど

私が抱っこしても余計なおせっかい・・・

知らないおばさんに突然抱っこされたらびっくりでしょう ^ ^;

さらに今はコロナ禍ですしね。

何より子どもは大好きなママ(パパ)の抱っこを求めていますから。

 

通りすがりの見ず知らずの私の抱っこでは満たされません。

 

でも、抱っこができない時、したくない時もあるのもよく分かります。

私も我が子にはよくありますが

「え~?抱っこ~?歩いてれない?」と言う時は自分が疲れている時。

腰が痛い時。

 

だから

そんなママやパパを見たら

なんとなく心配になって、なんなら私が代わりに・・・と思ってしまうのですが、

その時疲れているだけなら

ママやパパの疲れが解消されればまた抱っこしてもらえるでしょうから良いんです。

 

 

それよりも

心配なのは

抱っこ=甘やかすことになるから子どもにとって良くない

 

と考えていそうなママやパパです。

 

抱き癖がつく?甘えた子になる?

 

私が悲しいのは子どもが泣いているという状態ではなく
(泣くことは決して悪いことではないから)

間違った子育てを正しいと思って子どもを突き放している親御さんに出会ったとき。

突き放された子どもの気持ちや未来を思うと悲しい。

 

 

抱き癖がつくから抱っこは極力しない

抱っこばかりしていると甘えた子になる

もう5歳だから抱っこはしてはいけない

 

それらはすべて間違った情報です。

 

子どもが満たされたら抱っこも卒業する日が必ず来ます。

 

「抱っこ」と言っても抱っこしてもらえないことが続くと

ある時からもう抱っこを求めることも泣くこともしなくなります。

 

自分への自信、他者への信頼、生きていく自信の源

自己肯定感も育ちません。

 

乳幼児にとって抱っこは心の安定に不可欠なのです。

 

抱っこすればするほど親子の絆は深くなる

自己肯定感が高まる

 

そういっても過言ではないと実感しています。

 

心の根っこ(自己肯定感)を育てる乳幼児期

どうか一生分の抱っこをするくらいの気持ちで過ごしていただけたら、と思います。

 

抱っこできなくなる時はすぐきちゃうから。

 

 

抱っこできない時はハグ

子どもが成長して抱っこできない体重になったら「ハグ」

がおすすめです ^ ^

 

子どもが小さくても抱っこできないほど疲れ果てている日だって本当にありますよね。

 

そんなときもハグ!

 

「抱きしめる」だけでも子どもは安心します。

 

そして子どもだけじゃなくてママも。

 

オキシトシン(愛情ホルモン、幸せホルモン)が分泌されますよ ^ ^

 

 

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